2017/01/16 13:14


子供を自然の中でのびのびと育ててあげたい!

親となったら誰しも、一度はそう思ったことがあるかもしれません。

 

でも、現実には、、、

共働きでパパママも週末くらいはちょっと寝坊したいし、週末にしかできない買い出しもしたい!

だから基本的には、遠出せず近所の公園行ったり、

ちょっと郊外のショッピングモール行って、室内遊び場で遊ばせたり。

 

という家族も、多いのではないかと思います。

うちも、基本はそんな感じです。

 

 

とはいえ、

今の日本の子供たちをみるにつけ、

自分の子供時代とは大きく違っているなあ、とつくづく思います。

 

特に、私が育ったのが北海道だったということもあるかもしれませんが、

まわりには自然がいっぱいで、動植物と共生している感が日々ありました。

たとえば普通に歩いたら15分程の小学校の通学路だけでも、野生の動植物と触れ合わない日はありませんでした。

鳥ひとつとっても、都会のようにカラスや鳩だけではありませんし、

スズメ、キジ、トンビやタカ、はたまた、野良猫や野良犬、ネズミやモグラ(!)もいました。

 

植物だって野草や野花が多かったから、誰かが植えた花と違って、取ってはいけないことはなく、タンポポをどんどん摘んで王冠作ったり、いわゆる「首ちょんぱ」したり、

通学路に生えていたアカツメクサの蜜を吸ったり、オンコの実(オンコの木は北海道でよくある木で、赤くて小さくて甘ったるい実が沢山なります)を食べながら歩いたり。

 

 

大人になった今は、「汚いから」という意識が先行して出来ませんが、

道端に生えている草を取っては、臭いをかいでみたり、食べてみたりもどんどんしてました。

で、たまにレモンのような香りのする草を見つけたら、勝手にレモン草という名前を付けてみたり。

葉っぱの繊維を丁寧に取って麺に見立て、葉っぱの器や草の実を使って、「ラーメン」を作る、ということも、下校途中によくやっていた遊び。

 

虫に取っては迷惑だけど、アリの巣をどこまでも掘ってみたり、バッタやトンボやちょうちょを捕まえたり。

それに、近所にあるちょっとした森には、大きな倒木や鬱蒼とした茂みがあって、なんとなく怖かったり。

そういうことを、子供たちだけで遊びながら、体験していたわけです。

 

 

そして、お休みになればなったで、海に行ったり山にスキーにいったりなので、

実にほぼ毎日自然が遊び場。

夜空には星もきれいに見えていましたし、冬になると猛吹雪の中を歩いて学校へ通い、晴れれば雪合戦をしながら下校です。

 

当時は当たり前と思っていたこんな生活も、今思えば、わが子には簡単に経験できないことばかりなんだな、と思うと少し寂しい気がしています。

なにせ、今は近所にアスファルトが張っていない、「土」を身近に感じる道路もないですし、

花だって勝手に取ったら怒られてしまう、手入れされたものが植わっています。

公園でも、昔よく摘んでいたような野花がたくさん咲いている、という場所はそうそう見かけません。

 

こうした自然体験の中で、地球の美しさや、時には自然の脅威などを経験し、

人間なんて小さなものだなと実感したりして、他の人と助け合ったり、誰にいわれなくても自然環境に普通に配慮できる大人になるんじゃないか、と個人的には思っているんです。

 

うちは東京近郊の県なのでちょっと行けば、自然の里山なども残されているエリアです。

だからまだ良いほうですね。

それでも、大人なしでいつまでも自然とピュアに向き合い、時間を忘れて遊ぶ、という経験って出来てません。(何より、物騒な世の中で、大人のほうが心配になってしまうから)

 

でも、幼少期の貴重な時期に何より大切なことは、

沢山のお稽古事でもなく、自然体験をとにかくたくさんさせてあげることに尽きると思っています。

~環境先進国である・スウェーデンの大学教授は、こんな分析をしています。
世界的にデジタルの波が押し寄せた1980年代以降、ゲーム、ビデオ、パソコンなど、子どもたちが外へ出なくても楽しめるものが急増します。そんな環境のなか、外で泥だらけになって遊ぶことがないまま、大人になっていった30歳までの人たちを対象に統計をとってみると、他者との関わり合いが非常に苦手で、相手を認めることをせず、争いばかり起こす大人が圧倒的に多かったそうです。~

 

~自然体験の機会が少なくなると、美しいものを見ても美しいと感じる心が育たないということも懸念されています。美しいと感じる心は、生まれた時から当たり前のように身に付いているものではなく、親やまわりの人とのコミュニケーションのなかで体験したり、学習したりして獲得してゆく感情なのです。近い将来、初日の出をみて美しいと感じる日本人がいなくなってしまう、なんてことが起きるかもしれません。~

(Coleman HPより抜粋)

 

 

自然体験が乏しい→自然や芸術を美しいと思えなくなる→世界の環境や他者への配慮が出来なくなる→戦争や自然破壊が起きやすくなる。

とも考えられるのではないでしょうか?

 

そう考えると、オーバーではなく、

子供の自然体験は、何よりも大切だと思えるのです。

 

明るく楽しく平和な世界のためにも、

自然体験ができる体験教室や、森や山、海や川など、いろんなところに連れ出してあげたいですね!

サバイバル感覚(生きる力)を養える、できるだけ整備されていない、ワイルドな場所に!

 

 

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